報道制作局 tbc気象台
星野誠
2007年入社/17年目
私は子どもの頃から天気に興味があり、高校生の頃には、ニュース番組に現役大学生の気象予報士が出演しているのを見て、こんな仕事ができたらと漠然と思っていました。その後、大学生の時に気象予報士の資格を取得し、研究職なども考えましたが、やはり自分の言葉で予報を伝える・表現するという仕事への憧れが強く、独自予報に力を入れていた東北放送を志望しました。入社後しばらくは報道の記者として鍛えられましたが、それも含めて東北放送に入社して良かったと感じています。
ラテ兼営局のため、本当に様々な人たちとの「つながり」「絆」を持てる会社だと思います。テレビのニュースで取材に行くと、tbcラジオを聴きながら作業をしている農家の方にも出会ったりすることがあります。また、ラジオカーで取材した「旬なネタ」を、テレビで映像とともにより掘り下げて放送したりすることもできます。もちろん社内でも様々な得意分野を持った先輩・後輩と意見をぶつけ合いながら、チームワークを生かしてより良い放送を目指しています。
テレビ・ラジオをはじめとした媒体で、天気予報を毎日伝えています。東北放送は全国でも数少ない、独自の予報を発表できる免許を持った放送局で、天気図や様々なデータを分析して予報をつくっています。それをどう伝えれば視聴者の皆さんにより短い時間で理解してもらえるか、日々工夫を凝らしているつもりです。天気や災害に関するトピックの取材に出かけたり、ニュースの特集をつくったりすることもあります。
天気は誰しもの生活に関わってくるので、多くの人に注目していただいているというのがやりがいの一つです。取材先などで「天気予報見てるよ」と言われることはこの上ない喜びです。一方で最近は、かつてなかったような規模の災害も多く、台風や大雨などが予想される際には、気象予報士は「減災」のための的確な情報発信が求められます。自らの言葉一つで救える命があるかもしれないという点に、この仕事の責任の重さを感じます。
メディアの多様化が進んでいる昨今ですが、テレビ・ラジオにしかできない伝え方というのはまだまだあるはずです。一方で、時代とともに変わってゆく視聴者のニーズに応えていくことも放送局には求められます。そのためには、今このページをご覧になっている若い人たちの力が必要です。ぜひ「みやぎの今」を私たちと一緒に伝えていきましょう。
2024年2月1日現在