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明日の記憶 明日の記憶


明日の記憶
(C)2006「明日の記憶」製作委員会

■□いま、妻に――
□■「ありがとう」の言葉を

広告代理店の仕事にも脂が乗り、家庭円満、一人娘は結婚間近と人生の円熟期を送る佐伯雅行(渡辺謙)は、今年50歳になる。そんな穏やかな幸せに満ちている彼を病が突然襲う。こぼれ落ちる記憶を必死に繋ぎ止めようと、あらゆる事柄をメモに取り、闘いはじめる佐伯。夫を懸命に受け止め、妻であり続けようと心に決める妻・枝実子(樋口可南子)。「お前は平気なのか?俺が俺じゃなくなってしまっても」。一緒に積み重ねてきた人生をいつか忘れてしまうのだ。ひりつく想いでそう訊く夫に、彼女は静かに答える。「私がいます。私が、ずっと、そばにいます。」
●監 督堤幸彦
●出 演渡辺謙、樋口可南子、坂口憲二、田辺誠一、袴田吉彦、吹石一恵、水川あさみ、木梨憲武、及川光博、香川照之、大滝秀治  他
●データ2006年/日本映画/122分
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映画の批評コーナー。 は3段階評価です。
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<評>★★★
■まさに渡辺謙でなければ演じきれなかった役どころ。素晴らしいの一言。その妻の描き方に関しては、「かくあればいいなあ」という願望がまじる。〔Rin〕

<評>★★★
■今やハリウッドに認められた日本人俳優として活躍している渡辺謙さん。そんな彼が意外にも邦画初主演作とは…驚きだった!しかし、この作品を観てみると、彼が何故?この作品を初主演作に選んだのか…よ〜く分かった!彼にしか出来ない演じきれない作品だからだ。凄い!渡辺謙は凄い役者だし、凄い人間だと思う…。渡辺さん自身、白血病という病に侵され辛い闘病生活をおくった過去を持ち、だからこそ!この作品と向き合い今、自分がやらねば誰がやる!と思ったんでしょう。キャスティングも素晴らしかったし、セリフ一言一言に熱いものが込み上げてきます!生きることの辛さ…生きなければならない切なさ…そして生きることの素晴らしさを感じ取れる心に優しい映画です!泣いてください。〔シネマタイムズ編集長 菅原美話 →シネマタイムズへ

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