「能登半島地震から半年」
南志見地区公民館 館長 浜高元一さん
能登町 民宿「ふらっと」船下智香子さん
松尾武アナウンサー 取材リポート
年明け1月1日に北陸地方を襲った能登半島地震。7月1日で発生から半年になる。地震発生直後の1月2日からMROラジオの放送を応援するため石川県に入り、七尾市の取材をした松尾アナウンサー。地震から半年を前に改めて石川県に取材へ。
輪島市の中心部から珠洲市方面に15キロほど離れた南志見地区にある公民館の館長であった浜高元一さん。南志見地区には仮設住宅が作られ、地元に戻って生活を始めている人もいるが、浜高さん自身は金沢での生活を決断。金沢での生活について浜高さんはアウェーでもないがホームでもないと話す。今後について伺うと、今は子どものために生活しているが、まだ道しるべが見えていないのか、金沢で3年生活した時の姿を想像ができないと浜高さんは話した。
民宿「ふらっと」の船下智香子さんは能登町で被災。インタビュー当日は全壊判定を受けた経営するゲストハウス内の荷物をボランティアと共に運び出す作業をしていた。今年1年は休業を決めているが、被災地の応援をする作業をする人には宿泊を始めている。通常営業は来年の春になる予定。
船下さんはこれまでも郷土料理や発酵食といった能登の伝統を繋いでいく活動をしていたが、ライフワークにしようと考えていた矢先に地震が起きたことで、今すぐに始めなければと思い、2月に「一般社団法人能登地震地域復興サポート」を立ち上げて伝統や食を守る活動をしている。