JNN三陸支局から佐藤友寛記者
気仙沼市内の手信号終了、自動化へ
浜田のカキ復活!
松島と塩釜の間、利府町の浜田漁港。浜田カキ生産組合も津波被害を受けました。が、各地から種ガキの支援を受け、例年の半量ながら収穫の目途が立ち、今月いよいよ焼きガキをふるまうカキ小屋の営業を再開!浜田のカキのファンも、復活の知らせに足を運び、変わらぬ味わいのカキに舌鼓を打っています。しかし焼きガキの販売が再開した一方で、生ガキの販売のために必要な海水を殺菌する機械の入荷が遅れています。年内には機械が届き、間もなく生ガキの販売も再開できるのでは、とのこと。震災で自宅も失い、営業していた飲食店の再開もままならない組合員の方が元気を取り戻すためにも、早く宮城の味が戻るといいですね。
仙台市若林区荒井で山本アナウンサーリポート
農業を営む熊坂さん。農地のがれきの撤去は済み、土の上の層の取り除きが行われました。来年は米づくりの再開を目指していますが、除塩についての調査・作業はようやく年明けから。農機具も失われ、作業の再開まではいくつもの問題が残っています。浸水地区でありながら熊坂さんの地区では8割の方が戻って暮らしていますが、今後の生活についても、被害状況が各戸で異なり、地域で温度差があります。よりよい生活のために意見を出し合い進んで行きたいと話してくれました。
岩手・宮城内陸地震から3年
くりこま耕英震災復興の会の大場浩徳前会長にインタビュー。地震で大きな被害を受けた栗駒山も、今年は紅葉狩りに大勢の観光客が訪れました。地震から4回目のクリスマスを迎え、ようやく震災前の暮らしを思い出す場面も。今年の震災による被災地の方を受け入れ、温泉で心を癒してもらうという交流の機会も設けました。3年前に受けた恩を、できることから返していきたいとのこと。
12月26日(月)ホットラインスペシャルで紹介のお弁当
『ワタママ食堂』オープン
石巻市渡波小学校の避難所で自ら炊き出しを行ってきた渡波のお母さんたち「ワタママ」。おいしくバランスのよい食事で避難所を支えてきましたが、避難所が閉鎖された後、お弁当屋さんをオープンさせました。お年寄りや工場、がれき処理現場などにお弁当を届けています。1食350円でボリュームたっぷり、地元の方の味の好みに合わせたお弁当が評判を呼んでいます。JR渡波駅近くで、お店でも販売しているそうですよ!仕事をし、おいしいお弁当を喜んでもらえることが、震災から立ち上がる力になっていきそうです。