JNN三陸支局から佐藤友寛記者
山元町で頑張る海苔卸業者
創業50年を越える山元町の海苔卸業「岩佐海苔店」。ご夫婦二人三脚でやってきたご商売ですが、塩釜に仕入れに行っていたご主人は、今も行方が分かりません。奥さまの志津子さんは事務作業や営業を担当していたため、仕入れの経験がなく、一時は仕事もやめようと思ったそうですが、お客様に背中を押される形で営業を再開。同業者にも助けられて初めての入札にも出かけました。山元町で仕事を再開することこそが大事と話してくれました。岩佐海苔店がある山元町体育文化センターの仮設店舗では、岩佐海苔店と理容店が営業を始めていますが、今月末から来月上旬には、ラーメン店などもオープンを予定しているそうです。
震災復興お茶キャラバン
京都でこだわりのお茶を作り販売している「京都おぶぶ茶苑」の皆さんが、自慢のおいしいお茶を携えて仮設住宅などを回り、お話会を開いています。今月4日から約3週間、岩手県から神奈川までの被災地をまわり、「真冬の東北をお茶であたためよう」というプロジェクトが、「震災復興お茶キャラバン」。これまでのべ100人を越える方がボランティアとして参加しています。お茶があるからこそ「おいしいお茶だね」と会話が弾むそう。