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2012年8月20日(月)放送

JNN三陸支局から佐藤友寛記者

JR気仙沼線BRT運行開始について

写真集「亘理町荒浜~東日本大震災一ヶ月の記録」
亘理町・森健輔さんインタビュー
聞き手:藤沢智子アナウンサー

「亘理町荒浜~東日本大震災一ヶ月の記録」という1冊の写真集。中には昨年3月11日、地震発生直後の午後3時過ぎから4月11日までの亘理町荒浜の写真がおよそ140カット並んでいます。いずれも貴重な記録写真です。この写真を撮影したのが、亘理町荒浜で生まれ育った大学生の森健輔さんです。
もともと写真が好きだったという森さん。地震当時は鳥の海温泉の近くにいましたが、自宅に戻り、カメラと携帯電話等を持って自転車で荒浜中学校へ避難しました。中学校で家族、親戚の無事を確認した後、海を見に土手に行ったそうです。最初は街の様子を撮影しながら移動していましたが、大津波警報を聞き中学校へ戻りました。すると津波が襲来。それでも写真を撮り続けました森さん。その時は無心だったとのことです。
その後も撮影を続けてきた森さん。写真の中には立ち入り禁止区域内のものも多数存在します。父親が消防団員だったこともあり、消防団に同行しながら撮影をしていたそうです。住民の方達でもなかなか入ることのできない地域の写真は、とても貴重な記録となりました。
この写真集は現在もコパン亘理店に置いてあります。または、090-1934-2116、森健輔さんへ直接お問い合わせ下さい。

大郷町ふれあいセンター21前ゲートボール場仮設住宅 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

仙台から車で1時間ほどの大郷町。この町は地震の揺れによる建物倒壊などの被害が大きく、道路が陥没したところも存在していました。
町の東部に町内唯一の仮設住宅があり、昨年5月から15世帯が入居し、現在は12世帯の住民が生活しています。住民の皆さんの大きな不安は、この仮設住宅を出た後の生活のこと。夫婦でこちらで暮らす高橋さんにお話を伺いました。
かつて住んでいたところは埋め立てた土地だそうです。また、地盤整備に400~500万円くらいかかるそうです。そのため、安全面や金銭面等を家族で相談して富谷町へ移転することを決めました。しかし、新しい土地に住むことに対しての不安も拭えないと高橋さんは言います。友達をはじめ、今まで築いてきた関係が遠退いてしまうことです。
町に残ることにも不安があり、新たな土地へ移転することにも不安が募る。苦しい心境をお話して下さいました。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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