JNN三陸支局から佐藤友寛記者
気仙沼みなとまつりについて
亘理町「願い事かなえ しあわせ笑顔ふるさとまつり」
取材:藤沢智子アナウンサー
電話での出演:まつりを企画運営された桜井孝宏さん
去る8月4日(土)に亘理町公共ゾーン仮設住宅で「願い事かなえ しあわせ笑顔ふるさとまつり」が開催されました。このまつりを企画、運営された亘理町臨時職員の桜井孝宏さんにお話を伺いました。
亘理の祭と言えば、荒浜の祭。震災前は大勢のお客さんを集める大きな祭でした。この祭を少しでも再現したいという想いで、今回の祭りを実現させました。徹夜で準備をし、当日は司会も担当し、子供達と一緒にダンスもし、長時間にわたり活躍された桜井さん。終わった後は、楽しかった、ありがとう、桜井さんがいたからここまでの祭が出来たんだ、と大勢の方達から言われたそうです。
9月30日で臨時職員としての役目を終える桜井さん。しかし、この仮設住宅の住人として、今後も住民の皆さんを引っ張って行きたいと、桜井さんは力強くお話してくれました。
岩沼市「がんばッと!!玉浦」取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー
岩沼市玉浦地区の復興のために様々な活動をしている特定非営利活動法人がんばッと!!玉浦の皆さん。メンバーの中には仮設住宅にお住まいの方もいます。
岩沼市は被災地で最初に集団移転事業が開始した自治体。その集団移転先での街づくりに関して、がんばッと!!玉浦の氏家義明さんに話を伺いました。
移転先は玉浦中学校の西側で以前は農地だった場所。今月5日に起工式が行われ、一戸建てと災害公営住宅を348戸整備して、2014年春の入居を目指しています。土地の造成は来年7月の予定。他の被災地に先駆けての工事開始。この玉浦を街づくりのモデルケースにし、そして少しでも前の街の面影を残し、新しい土地で暮らすことの不安を解消していきたいと氏家さんは話してくれました。
しかし、同じ玉浦地区でも全員が集団移転するわけではなく、元の場所で生活する方達もいます。そのため、移転について必ずしも皆が同じ方向を向いているとは限りません。今後は周囲との“温度差”を無くしていくことが必要となります。