JNN三陸支局から横山義則記者
インターネットサイト「復興市場」での新たな支援について
中核支えあいセンター 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー
今日ラジオカーで訪問した仙台市福祉プラザに事務所を構える仙台市社会福祉協議会、中核支えあいセンター。このセンターは「みなし仮設」で生活されている方々へのケアを行っています。所長を務める庄子健一さんにお話を伺いました。
「みなし仮設」とは集合の仮設住宅でなく、民間の賃貸住宅を借り上げて仮設住宅とみなすこと。仙台市内ではこの震災で約1万世帯が住む家を失い、その80%以上の世帯がみなし仮設で生活をしています。みなし仮設は集合の仮設住宅と比較して情報が行き届きにくく、孤立しがち。こういった問題を解決するためにセンターは設立されたそうです。
活動内容は、被災者支援情報が身近な場所で手に入るように、各市民センターなどに情報コーナーの設置、市内に常設の支えあいセンターなどでの巡回相談、高齢者のいる世帯への個別訪問などが挙げられます。こういった活動を通して、みなし仮設で生活する人々の相談に乗っているとのことです。
また、仙台市内だけでなく気仙沼や南三陸町などから避難して人がいることもあり、住みなれない土地での生活で孤立してしまい、引きこもるケースもあるそうです。そうならないようセンターでは地域ごとにサロン、お茶会を開いて、各々の故郷の方々が交流を図れる場を作る活動も行っています。
9月はこういったサロンが毎日のように開催されています。みなし仮設で生活する人たちを孤立させないことが大事だと言う庄子さんは、今後もみなし仮設で生活する世帯を支援していきたいと力強く話してくれました。
石巻市 北上川河口・長面浦方面 取材リポート
リポート:藤沢智子アナウンサー
今年4月26日以来の長面浦訪問。道は未だ砂利道で、そこを大型のダンプカーなどが走り、周囲にはまだ水が引いていない所もあります。そんな中、尾崎地区でカキの養殖を営む坂下さんに話を伺いました。尾崎地区のカキは1年で出荷できる良質のもの。その仕事のために数十キロの道を通っているそうです。カキの季節になったらまた取材に来て欲しいと、坂下さん話してくれました。
来週も、長面浦の現状をお届けする予定です。