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2012年11月5日(月)放送

JNN三陸支局から米村旅人記者

宮城県・気仙沼市合同津波総合防災訓練について

名取市「閖上の記憶」 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

津波で大きな被害を受けた名取市閖上地区。そこに「閖上の記憶」という一つの施設ができました。この施設を管理、運営しているNPO法人地球のステージ、林よしみさんにお話を伺いました。
今年4月に開設した閖上の記憶。中には震災時の写真や映像の他、閖上小学校の児童達が作ったジオラマも展示されています。このジオラマ、震災前の閖上、震災時の閖上、未来の閖上と3つのパートに分かれていて、これらの資料の案内を常駐スタッフが行っています。
また、ほぼ毎週日曜日には津波を経験した被災者が当時の様子を伝える「語り部の会」を開催しています。広島平和記念資料館のように語り部さんは来館の方達へ自分の話や、閖上の様子を伝えていきます。語り部さんの中には津波でお子さんを失くした方もいるとのことです。しかし、多くの人に閖上を知ってもらい、震災を風化させたくないという想いから辛い経験を語っているそうです。

CD「この町で / 山元町の歌を作り隊」について
電話出演:山元町の歌を作り隊 代表 伊藤智哉さん・吉田和子さん(作詞担当)

「この町で」という曲は、山元町で被災した人たちで結成されたグループ「山元町の歌を作り隊」の皆さんによって作られました。復興支援への感謝の気持ち、震災を風化させたくない想いが込められ、町の震災復興イベントで披露され、先月20日にはCDリリースに至りました。
今年6月に結成した山元町の歌を作り隊。メンバーは6人、全員山元町の出身で、家族や友人を亡くしたり、家を失ったりしています。代表の伊藤さんは町の消防団として活動。その時の言葉にできない惨状を目の当たりにしたことがきっかけになり、また、石巻復興ソングのドラムを担当したことで、山元町でも復興ソングを作ろうと思ったそうです。
被災者だけでメッセージソングを作って全国へ発信したい。自衛隊をはじめ復旧活動に対する感謝の気持ちを伝えたい。今後、メンバーの方々は色々なところで曲を披露していくとのこと。近々では17日(土)に坂元中学校で行われる鎮魂祭で披露する予定です。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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