ＪＮＮ三陸支局　田代久幸記者

石巻市　水産特区の浜でのカキの初水揚げについて

南三陸町歌津　伊里前福幸商店街　取材リポート
リポート：飯野雅人アナウンサー

一昨年の12月23日にオープンしてから約1年2ヶ月ほどが経った南三陸町歌津の伊里前福幸商店街。衣料品や電気店、生活雑貨店など10店が軒を連ねています。組合長の高橋武一さんに話を伺いました。
周辺はほとんどが更地の状態で、商店街からは海が見渡せます。しかし、災害危険区域のため一般の住宅は建てられません。今後、8.7mの防潮堤の建設が予定されていますが、安全性の心配は拭えません。それでも、以前は歌津地区の中心であったこの場所で商店街を再生することにこだわると高橋さんは言います。
現在、他地区の仮設商店街同様、平日の来店客が少ないのが課題です。目の前には国道45号があるので、ここを通る車にいかにして立ち寄ってもらうかが焦点。そのために先月、テントの休憩スペースを開設したり、土日にはワカメ汁を無料で配布するなどの取り組みを始めました。また、ここを訪れると目を引くのが、数多くのスポーツチームの旗です。その数は50以上。サッカーや野球、バレーボールなど様々なものが大漁旗のようにたなびいています。これだけ多くの旗がたなびいている商店街は他にはない、ということで現在ギネスに申請中。結果は3ヶ月後に出るそうです。ギネス記録になったあかつきにはサポーターサミットをここで開きたいとのことです。
仮設商店街は最大5年という期限があり、また災害危険区域ということもあって、復興のハードルは低くありません。しかし、商店街が先導して町を再生！と高橋さんは前を向きます。

東日本大震災特別番組のお知らせ

ティーバイティガレージプレゼンツ
「希望の道～ティーナカリーナが見つめる東日本大震災」
3月9日(土)　夜8時～9時
　大阪出身で現在は仙台を拠点に活動するシンガーソングライター・ティーナカリーナさんが宮城県内の被災地を歩き、被災された方々を語らい、感じたことを伝えます。TBCラジオの制作で、全国7局ネットでお送りします。

東日本大震災復興特別番組「希望の足音～明日へと響け、復興のつち音」
3月10日(日)　夕方6時～7時
　IBC岩手放送とラジオ福島のアナウンサーと共に、各地で復興に向けて進もうとしている人達を取り上げ、リポートします。

東日本大震災特別番組「絆みやぎ　明日へ」
3月11日(月）　正午～午後4時
　県内で被災された方、復興に向けて尽力されている方、さらなる災害に対して備えを進めている方に「この2年と未来」について一緒に考えます。また、番組ではリスナーの皆さんから「あの日から何が変わった？」というテーマでメッセージを募集します。津波被害に遭ったあの場所、仮設住宅での生活、家族の中で変わったこと、何でも構いません。番組へお寄せ下さい。
宛先はメールが、kizuna@1260.jp　FAXが022-305-1088　です。