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2013年7月1日(月)放送

多賀城復興横丁わいわい村 取材リポート
リポート:林朝子アナウンサー

「復興商店街応援企画」と題して先月お伺いした多賀城復興横丁わいわい村。オープンしたのは去年の5月。震災前に多賀城市内で営業をしていた店だけではなく、隣の七ヶ浜町や塩釜市で被災した店も軒を連ね、現在は惣菜屋、花屋、熱帯魚店、ダーツバーなど商店が10店舗、事務所が13軒あります。この復興横丁の自治会長を務める菊地豊和さんに話を聞きました。
震災前は多賀城市桜木で菊地さんは居酒屋を経営していました。震災後に一旦は同じ場所で営業再開も、そこの大家さんが取り壊しを決めたため立退き、復興横丁へ。復興横丁で最初にオープンした店となりました。
しかし、この復興横丁は国道45号のような大通りに面していないので、日中はお客さんがまばらな時間帯もあります。それでも5月の連休にお祭りを開催したりなど、PR活動を地道に続けて、復旧作業などで訪れる新規のお客さんも増えて来たそうです。ここまでは駆け足でやって来たと菊地さんは言います。
そこに新たな課題が出てきました。期限の問題です。菊地さん達がこの横丁にいられるのもあと1年。横丁を盛り上げていくイベントや企画を考えながら、地主さんと期限延長の交渉を続けています。仮設店舗でも相当の設備投資がかかっている。この分をゼロにする+新たに出店する体力を作りたい。もう少しここに居させてもらえると、皆がゆとりを持って先のことを考えられる。菊地さんは今日も奮闘しています。
わいわい村は、多賀城駅を背にして歩き、ホテルキャッスルプラザ多賀城の交差点を右に曲がったところ。のぼりがたくさん建っているのが目印です。

仙台市若林区 井戸生産組合 取材リポート
リポート:藤沢智子アナウンサー

梅雨入りしたとは思えない夏空だった先週の月曜日、仙台市若林区の井戸地区へ行ってきました。東部道路の東側、津波で大きな被害を受けた地区です。ここで農業を営む方達が去年の12月、井戸生産組合を立ち上げました。そして、組合として初めての田植えが行われました。田植えから1ヶ月、青々と育った苗を見ながら、鈴木組合長に話を聞きました。
震災前までは1人1人が農家の主。いわば社長だったが、現在は組合員として皆で協力しての作業。各々が長年やって来たやり方は違います。しかも、3年ぶりの田植えということで、色々なことを思い出しながら…。長年のノウハウがあっても、新たな土を入れたり、長く休んでいると田んぼの様子も分からなくなったり、これkら秋の収穫まで手探りの作業が続きます。それでも農家にとって田植えが出来るのは格別のことと言います。
今年は約16ha分の田植えができた井戸生産組合ですが、最終目標は85ha。国の大型圃場事業のモデル地区になっているので、組合員の皆さんは連日、区割り作業にい追われています。しかし、それが終わればこれまでと違う新しい農業地区として井戸地区は生まれ変わることになります。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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