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2013年12月16日(月)放送

東松島市 えんまん亭 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

東松島市の矢本運動公園仮設住宅内に店を構える「えんまん亭」。昭和43年にホルモン店として野蒜海水浴場の近くに開業。その後は魚介類を豊富に使ったメニューで地元の人気店となりました。しかし、津波で店は土台だけを残し全て流されてしまいました。
店主の遠藤惣之助さん、当初は途方に暮れていましたが、商売を辞めようという気持ちにはならなかったとのこと。そんな時に、地元の商工会から話をもらい、店の再開を決意。震災から7ヶ月後の2011年10月にえんまん亭は営業を再開しました。オープン初日、来店したお客さんの7割は震災前からの常連客。皆さん、店の再開を心待ちにしていました。遠藤さんも顔なじみのお客さんと会い、ホッとしたと言います。
店の再開から2年。以前に店があった野蒜地区は今後の復興の見通しが見えません。住人も少なくなり、以前のように観光客が訪れるかも分かりません。それでも、野蒜に戻りたいと遠藤さんは言います。野蒜に戻ってきて欲しいと言ってくれるお客さんの喜ぶ顔を見るために、遠藤さんは今日も厨房に立ちます。
取材の時に頂いた名物の「あさりラーメン」は絶品です。今日もこの味を求めて店は賑わいを見せていることと思います。

七ヶ浜町 七の市商店街 取材リポート
リポート:藤沢智子アナウンサー

七ヶ浜町生涯学習センター入口にある七の市商店街。魚屋、花屋、理容店、ラーメン店など7人の店主が店を切り盛りしています。これまで様々なイベントを企画してきたこの商店街で、今月23日(祝)に2周年感謝祭が行われます。また、商店街から新商品が生まれたということで、商店街の星会長と新商品の仕掛け人である岩本さんに話を伺いました。
これまでも月に1回のペースで「んめぇの@市」という名前で売り出しをやってきました。今までは別々の場所で店を営んでいた店主たちが協力し合ってイベントを行う。そのために店主自ら仮設住宅を回りチラシを配るなど結束は固いとのこと。商店街を七ヶ浜の復興の発信地にしようという共通の思いがあるからです。
そんな七ヶ浜をアピールする新商品、それはビスケットです。その名も「七ヶ浜の海の仲間達」と「海からの贈り物」。町内の花渕浜の水から作った藻塩と海苔をが混ぜ込んであります。避難所生活の経験から将来のことも考え、袋詰と缶詰と2種類のビスケットを生産。長野から支援で来ていた菓子メーカーさんのラインを使ってビスケットを焼いていますが、缶詰の封やラベル張りなどは商店街のメンバーが手作業で行っています。
このビスケットも購入できる七の市商店街の2周年感謝祭は、12/23(祝)の午前10時から午後2時まで行われます。当日はフリーマーケットをはじめとした企画が目白押し。目玉は空くじなしの大抽選会です。既に先月から買い上げ金額に応じて抽選券が配布されています。当日の買い物でも抽選券は貰えるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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