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2014年6月9日(月)放送

仙台市立中野小学校 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

仙台市立中野小学校は明治6年に開校、今年で創立142年目という伝統校です。親子三代が中野小OB、OGという家族も珍しくありません。その中野小は津波被害の大きかった地区にあったため校舎は全壊し取り壊され、現在は中野栄小学校に併設されています。校舎があった周辺は更地が広がり、わずかに残った住宅も当時のままで人は住んでいません。児童数は57人。来年度での閉校が決まっています。
その中野小で長きにわたって開催されてきた行事が学区民運動会です。地区の住民と児童が総出で盛り上げていた一大イベントです。震災後は中野栄小の校庭を借りて実施していましたが、地区の住民はそれぞれ仮設住宅等に移り住んでいるため参加が難しく、規模が小さくなっていました。しかし、閉校になる前に地区の住民が集まる最後の行事として、学区民運動会をかつてのように大きく、賑やかに実施しようと地区の方々が立ち上がりました。住民と児童が一堂に集う「最後の絆づくり」としての運動会です。
今年は先週6/7(土)に生憎の雨の中、途中体育館に場を移したりしながら開催。300人以上の人が集まり、震災前の運動会のように盛り上がりました。来年は9月に開催予定です。今年以上に盛大な運動会にしようと、スタッフの方々は既に準備に取り掛かっています。

スタジオゲスト 園児エプロンプロジェクト 代表 大坂裕子さん

震災後、被災された皆さんのために何かをしなければと思っていた大坂さん。しかし当時はお子さんも小さく、力仕事などを手伝うことができず歯がゆさを感じていました。その時、あるアイディアが浮かびました。被災地の女性に園児用のエプロンを縫ってもらい、その販売の手助けをする。園児エプロンプロジェクトのスタートです。エプロンを縫う時間のないお母さんも助かり、被災地の女性も縫製代が入り被災地支援になるこのプロジェクト。立ち上げのきっかけや、現在の活動について話を伺いました。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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