「コミュニティ再建のために、」
聞き手:伊藤晋平アナウンサー
名取市サポートセンターどっとなとり 統括リーダー 小畑けい子さん
白石市出身の小畑けい子さんは青年海外協力隊のメンバーとしてマレーシアで活躍された経験を活かし、名取市閖上で被災した方々のコミュニティ再建のために常設5か所の交流場のほか「移動サロン」を運営し、新しい土地でのコミュニティづくりに取り組んでいます。
はじめはどうしたら良いか戸惑いもありましたが、一緒に働く閖上で被災したスタッフの力が大きく作用し、今新たな場所でのコミュニティづくり「(人と人を)繋ぐ役割」のきっかけづくりに手応えを感じています。
しかしサロンそのものは新しい生活が根付き被災された方が自立したらいつかは消滅します。それまでに全力でコミュニティづくりに貢献したいと強く願っています。
「宮城県漁協の今」3回リポート(第2回目)
聞き手:藤沢智子アナウンサー
亘理町:宮城県漁協仙南支所亘理 運営委員長 菊地伸悦さん
宮城県の漁業は現在、震災前の9割位復興しています。漁師の「漁をしたい」「負けたくない」という漁師気質が復興に大いに役立ったといえます。
そこでこれからの宮城県の漁業はどうすべきか考えた時、宮城の漁場の良さ・質の高さを維持しブランド化すべきだと思ったそうです。
「過密な漁場の形成をせず、今後は良いものづくり・ブランド作りが大事になってくるといえます。特に牡蠣については、震災後すぐに他県(広島産など)の牡蠣が台頭し、消費者のニーズ「安くてすぐ手に入る」ものに変化してしまった。それを覆し今後は収益の上がる漁業を目指して更なる活性化を目指していくべきだ」と菊地さんは考えています。
(続く)次回も菊地伸悦さんのインタビューをお伝えします。