3.11みやぎホットライン

月曜 19:00~19:30
tbcラジオ AM 1260kHz

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2015年9月21日(月)放送

語り部タクシー(仙台中央タクシー) 桜井慶哉さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート

タクシー運転手の桜井さんは、震災前、観光客を案内する専門タクシードライバーとして活躍されていました。震災当日もお客様を乗せて走行中だった桜井さん。その日は乗車中のお客さんを会社の事務所に送り安全を確保するなど重要な役割を果たしました。
震災後は娘さんのご主人を探す目的で海岸沿いをタクシーで走る日々が続きました。その間も需要があればお客様にはタクシーで語り部をしながら走ったそうです。しかし残念ながら3ヶ月後義理の息子さんは帰らぬ人として発見されました。それでもなお語り部を継続しているのは娘さんと孫の存在です。震災後、被災地の事を被災の状況を伝える…地元蒲生の地で「伝える」ということに心の葛藤を感じながらの仕事になりましたが、時間の経過により利用客の要望にも変化が現れ、桜井さん自身も話す心に変化がありました。父親代わりに孫が成人する日までこの仕事を続けていこうと今は考えているということです。

気仙沼市 底上げYouth 小松大河君(高校2年生)1回目
伊藤晋平アナウンサー電話インタビュー

参加のきっかけは、地元の観光を盛り上げるNPOに高校生が主体となって参加できること、震災後地元に何かしたいという強い思いはありませんでしたと話す大河君。しかし、仲間の高校生が地元を盛り上げようとそれぞれが出す意見を否定せずにプロジェクトとして作り上げることに魅力を感じ、作り上げる楽しさを感じています。底上げYouthは、気仙沼の観光のひとつ「恋人スポット~岩井崎~」をはじめ、煙雲館などの観光地を「高校生」が感じるままに表現し、地元の良さをアピールする活動です。そのためにチームの一人一人のアイディアをブラッシュアップしてパンフレットを作ったり、SNSで情報を発信したりしています。本当は都会にいきたい、と思っていた彼は現在地元の良さに気がつき、一生懸命気仙沼のために新たなアイディアを高校生らしく仲間達とつくっています。

※次週9月28日(月)も引き続き2回目をお送りします。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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