熊本地震について
みやぎ熊本県人火の国会 酒田道男さん(電話インタビュー)
熊本県に行っているみやぎ熊本県人火の国会 酒田道男さんと電話を繋いでいます。熊本地震発生後、いてもたってもいられず4/24(日)の朝仙台をでて、25日(月)早朝に熊本県宇土市に入りました。九州自動車道も植木ICから八代ICまで不通だったため、一般道を通行し現地にはいったそうです。
現地でみた宇土市役所は映像で見るより建物の損傷が激しく、市役所周辺の家屋は倒壊し、屋根瓦が落ちている家屋が多い状況でした。酒田さんの宇土市にある実家は無事でしたが、建物内のタンスや食器棚は倒れ片づけに追われています。
東日本大震災との災害の違いはあるにしろ規模の大きさに大変心を痛めたそうです。現在、みやぎ熊本県人火の国会では熊本への募金を引き続き行っています。宮城からできる事はすべてしたい、と今のお気持ちをお話し下さいました。
仙台医師会 瀬野幸治先生
「仙台医師会としての支援」
10km7時間という渋滞の中、熊本市に入った仙台医師会の瀬野先生。熊本市内の地震の影響は小規模に見えましたが、現地では外のテントで小児科の診療などが行なわれていたのを目の当たりにしました。仙台医師会のドクターは、熊本市内の病院をまわって現在の状況把握等を行い支援を行いました。話をしている中現地のドクターも「熊本では地震は起きないだろうと思っていた」という話をよく耳にしたそうです。いまだ夜間だけ避難所に戻ってくる住民がいる事から現地では夜間診療所を開設し、協力体制を強化し対応しています。
熊本では今、今東日本大震災時にもあった地震酔いや、めまいの症状を訴える人が出てきています。エコノミー症候群や心筋梗塞、脳梗塞などの病気も心配な現状が継続しているため、引き続き仙台医師会は現地で医療支援を行っていく予定です。
東日本大震災の経験をいかに多く発信し、進化させるかが今後の課題となりそうです。