伊里前福幸商店街 高橋武一さん
古野真也アナウンサー取材リポート
南三陸町では、何百年に一度、何十年に一度災害が起こっている町です。その都度沿岸部の街は流されたり、死者が出てしまったりという過去があります。しかしその度に、復活して再生をしている歴史上から、東日本大震災から「再生」できないわけではない、と高橋さんは話します。現在、仮設の仮設で商売をしている歌津地区の福幸商店街は2017年の4月に本設に移動します。
商店街は、仮設商店街から6店舗、新たに2店舗の8店でのスタートになるそうです。現在、7mの盛土、駐車場も作られ建物の枠組みが組まれ、今までとはちょっと違う商店街に変化します。その名は「南三陸ハマーレ歌津」と名前を変えての営業です。小中学校、漁協など地域のコミュニティの中核を担います。地元の方々が、楽しんで新しい拠点づくりをしている姿が印象的でした。
街づくりは、一から作る楽しみもあり、2017年4月のオープンがとても楽しみな商店街の一つになりそうです。
石巻市南浜地区 南浜つなぐ館 中川政治さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート
石巻市の南浜地区は震災前、1000世帯以上の方々が暮らしていました。震災遺構になる門脇小学校も近くにありますが、今は災害危険区域となっているため、この場所で生活をすることはできません。今後、2020年にはこの場所に復興祈念公園が出来る予定です。
中川さんは、京都の出身で震災のニュースを聴き石巻市にボランティアとして入ってきました。この「南浜つなぐ館」は、震災前の南浜地区の再現したジオラマ、VRスコープなど震災時の風景を見る事が出来ます。
被災して、何もない南浜で、震災前、震災後の風景を忘れない、風化させないためにも「記録」「記憶」を残す、みることのできる場所として今後もこの地で、街の状況を伝えていきます。つなぐ館では、みんなの記録を収集することもしています。今後50年、100年後の後世にもこの地で何が起こったかを知らせる施設としてその役割を担っていく予定です。
◆お知らせ◆
ゆりあげさいかい市場5周年感謝祭
日時:平成29年2月25日(土)
午前10時~午後2時まで
名取の特産品を「めしませ、なとりセット」(赤貝の握り、笹かま、せり鍋、新酒など)を600円で販売します。
その他ティーナカリーナの歌謡祭や、まぐろの解体ショーなども行われる予定です。ぜひ足をお運びください。
詳しくは、
http://yuriageasaichi.com/
まで。