3.11みやぎホットライン

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2017年11月6日(月)放送

石巻市 海苔漁師 相澤 充さん
古野真也アナウンサー取材リポート

石巻市渡波の海苔漁師、相澤 充さんは、津波被害で漁具や施設が全壊し、再開には数億円の費用が掛かるほどの大きな損害を受けました。このため、家族と相談した結果、当時1年間の休養を決めました。この震災では大切な親友もなくしています。その親友の亡骸は翌年の夏まで見つからなかったそうです。
震災後、身を寄せていた避難所で自分の「これから」にとって大事な人と出会うことができ、いろいろな葛藤があった中で、翌年休業から海苔漁師を再開します。その大事な人とは遠藤伸一さんという方です。避難所の2代目代表で、震災でお子さんを3人亡くされていました。計り知れない悲しみの中、避難所のサポートを全力でしている姿を見て自分を奮い立たせました。
もう一度海苔をつくろうと思った大きなきっかけは、震災を通じて得た出会いやそこで生まれた気持ちです。「人」とかかわることで、親友に「おまえ、やったな」といってもらえるような、過去と向き合い、しっかりと前に向かっていく「自分にしかできないこと」を今後も手掛けていきたいと話してくれました。

<スタジオゲスト>
特定非営利活動法人オペレーションブレッシングジャパン
プロジェクトマネージャー 新實千枝さん

アメリカに本拠を置く国際NGO、特定非営利活動法人オペレーションブレッシングジャパン は、津波で船を流された方に漁船を提供したり、眼鏡を失った方に支援する「めがね支援」を展開していました。新實さんは、震災時に宮城県の大衡村で学校に通っていてその後、ボランティアとして南相馬市に入ります。現在、プロジェクトマネージャーとして南相馬市で活躍していますが、東北の復興支援、日本で起きる災害の支援なども行っています。
12月には、南相馬市のゆめはっとで「南相馬市ファミリークリスマスコンサート」を開催する予定で、県外や避難先で生活をしている方々も参加できるイベントを開催します。1000人規模の大きなコミュニティは今までにない規模で、南相馬初、ゴスペルクアイワも披露されます。

福島を希望の地に「南相馬市ファミリー・クリスマス・コンサート」
日時 2017年12月9日(土)
   午後4時~
場所 南相馬市民文化会館 ゆめはっと (大ホール)
電話 022-779-6579
HP  https://www.facebook.com/fukushimaxmas/

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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