東松島市 馬耕体験課外授業
林田悟志アナウンサー 取材リポート
東松島市宮野森小学校5年生26人が参加した地元の農業法人主催の「馬耕体験課外授業」は4月16日の強風の中開催されました。子どもたちは普段見ない光景に目をキラキラ輝かせ、時折歓声を上げながら課外授業を受けていました。馬を利用した農耕体験は今年で3年目。昔ながらの自然と共生した農業の原点である「馬」を利用した農業の作業体験は、「農業とは何か」を子どもたちに理解してもらう良い機会になっています。
東松島市の農業は震災で大きなダメージを受けた地域ですが、この地域を愛してもらうために主催した主催者の安部さんは、子どもたちにこれからの農業の担い手、そして地元東松島市の地域づくりのリーダーが育つことを願い、この馬耕体験を継続しています。機械に頼らず馬の力を借りて種まきにも挑戦しました。地元「のびる米」は地元のブランド米です、秋の収穫が今から楽しみですね。
名取市 福島県浪江町から移り住んだ大内善一さん
林 朝子アナウンサー取材リポート
現在、名取市にお住いの大内さんは、震災時福島県浪江町で被災しました。震災後は原発事故の影響で戻れず避難生活が続き、福島県の浪江町から宮城県名取市の美田園に移り住みました。その後浪江町の避難指示は解除されたものの、故郷に戻った住民は、1万8000人近い町民のうち700人余りだということです。
そんな大内さんは、昭和63年から浪江町で続けてきた接骨院を名取で再スタートさせることになりました。今から30年前の開業日と同じ日、今年6月14日に再開です。大内さんご夫妻は今のところ戻る予定は無いものの、今後故郷に戻り暮らす人々の心や体のケアにも赴く予定だといいます。