星空準案内人 渡辺利明さん
長南昭弘ディレクター 取材リポート
東日本大震災から10年を迎えましたが、当日の夜空がとても綺麗だったと話す方は多いです。そこで、仙台市泉区寺岡の「仙台ロイヤルパークホテル」で、山形大学が創設した「星のソムリエ」という資格制度で認定された「星空準案内人」として、ホテルの来館者に向けたアクティビティプログラムを担当する、渡辺利明さんにその日の星空を案内して頂きました。
星座の動きというのは、時間と日にちが一緒であれば、ほぼ同じところに戻ってきます。つまり、10年前私たちが見上げた星空は、毎年見ることができるということです。被災地である沿岸の出身で、毎年3月11日に星空を見ている方々もいらっしゃいました。
美しい星空を伝える渡辺さんの活動はとても興味深いものだと感じました。
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
根本宣彦アナウンサー 電話インタビュー
3月20日(土)午後6時9分頃、宮城県沖を震源とするマグニチュード6.9の地震があり、仙台、石巻などで震度5強、気仙沼、栗原、名取などで震度5弱を観測しました。宮城県の沿岸に一時、津波注意報が発表されましたが、気象庁によりますとこの地震で明確な津波は観測されませんでした。
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授によると、この地震は10年前の東日本大震災の余震で、津波注意報も発表されました。
このことで多くの方が避難をされましたが、避難に伴う課題がいくつか見えてきました。車の避難に伴う渋滞を回避するために、避難時の自分の動きやローカルルールを改めて確認しておくことが大切です。
また、現在はコロナウイルス対策にも注意が必要です。屋内への避難があるときには、避難所のルールを守らなければいけません。マスクやアルコール消毒液は余分に防災グッズに加えておきましょう。