名取氏閖上出身 イラストレーター ico.さん
藤沢智子アナウンサー 電話インタビュー
イラストレーターのico.さんは名取市閖上出身、福島市在住。大学時代からイラストの仕事を始め、女性誌の挿絵、百貨店や化粧品の企業広告など、女性向けのイラストを中心に手掛けている。また、ふるさと閖上の復興支援、魅力発信などの活動に携わっている。2011年の東日本大震災では津波で閖上の自宅、2019年の台風19号では福島の自宅兼アトリエが流された。その2度の被災経験と教訓から得た防災に関する情報を、ico.さんならではのイラストや4コマ漫画で伝えるという活動も続けている。
福島での企画展の巡回展として、9月1日の防災の日から名取市震災復興伝承館で「イラストレーターico.防災イラスト展 空振り生活」が開催されている。災害が増えることで慣れてしまわないよう、日頃の備えが大事だと語る。「空振り」を「生活の一部」にしてほしいと思いから、企画展には「空振り生活」と名付けた。今回は新たに「ジブンゴト被災シュミレーション もしもすごろくキット」の津波バージョンを制作した。どのように命を守るかを想定することが目的だ。もしもすごろくキットは持ち帰ることができるため、ぜひご家族で考えてみてはいかがでしょうか。
そしてさらに防災イラストフリー素材集「防災ポートフォリオ」を開設。防災知識や被災の体験談やすごろくをダウンロードできるようになった。
震災を経験していない若い世代にも見てほしいと語った。
「イラストレーターico.防災イラスト展 空振り生活」は名取市震災復興伝承館で今月9月25日(日)まで開催。
https://www.kankou.natori.miyagi.jp/news/11499
防災ポートフォリオ