児童文学作家 佐々木ひとみさん
藤沢智子アナウンサー インタビュー
仙台市在住の児童文学作家の佐々木ひとみさんによる著書「ぼくんちの震災日記」(新日本出版社)が2月20日に出版された。仙台で暮らす、ある家族の東日本大震災発生から4日間の物語だ。
2020年に河北新報の夕刊で「がんづきジャンケン」として連載されていた作品が、今回単行本「ぼくんちの震災日記」として発売に至った。子どもたちにはまず物語を楽しんでほしい、心に残って災害が発生ときに思い出してほしいと語る。
作中には宮城の郷土お菓子「がんづき」が登場する。主人公の友樹の好物であり、震災発生後も頭から離れないお菓子だ。佐々木さんは、食べ慣れたものがあることが日常だと考え、がんづきを日常の象徴とした。
本には震災の時に役立ったものとして「お母さんの『あってよかった!』メモ」もあるので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。
「ぼくんちの震災日記」の挿絵の原画展が4月1日(土)から30日(日)まで、青葉区一番町の「ライフスタイル・コンシェルジュ」で開催される。午前10時~午後5時まで。月曜定休。
入場無料。
「ぼくんちの震災日記」(作・佐々木ひとみ 絵・本郷けい子/新日本出版社)