減災コーディネーター 田中勢子さん
電話インタビュー 藤沢智子アナウンサー、佐々木淳吾アナウンサー
田中勢子さんは減災コーディネーターとして、幼児から高齢の方々まで、年齢にあわせたゲームや乾物防災食を通して、「楽しく防災・減災の知識を身に着け、自助・共助・ご近助・生き抜く力」の提案をしている。「GoGoはみみこいラジオな気分」でも紹介している「クロスロード」は、阪神淡路大震災の神戸職員の実体験をもとに大地震の被害軽減を目的として開発された、正解のないと言われる防災シミレーションゲーム。クロスロードのルールは、自分の意見を発言すること、自分の意見を人に押し付けない、発言者の意見を否定しない、発言者の意見をよく聞くこと。田中さんはクロスロードを通して、「災害対応を自らの問題として考えることができ、自分とは異なる意見・価値観の存在に気付くことができる。また、災害時の困難な意思決定状況を素材としているため、決定に必要な情報、前提条件について理解を深めることができる」と話す。