小学生の防災減災講座 多賀城高校災害科学科2年生
佐々木夏音アナウンサー 取材リポート
先月15日、青葉区中央市民センターで小学生のための防災減災講座が行われた。講師は多賀城高校災害科学科2年生の4人。20人ほどで行われた講座は、「新聞紙スリッパ」の製作、安全な避難経路を考えるグループワーク、知識を深める防災クイズなど、参加者が協力し、楽しく防災について学べる1時間半のプログラムが組まれた。多賀城高校の災害科学科は、東日本大震災の教訓を踏まえ、防災・減災にかかわる人材の育成を目的に2016年に開設された。災害科学科は専門科目として防災を切り口とした実験や実習に取り組んでいる。
イベントでは、実際に災害が起きた時のことを想像しながら、グループで話し合いながら避難経路を地図に書き込むなど、楽しみながら学んだ。講師を務めた高校生は、「楽しく学んだ記憶を災害時に活かしてほしい」「学校で学んでいることを広めたい」と話した。
石巻市 手造りパン工房パオ
藤沢智子アナウンサー 取材リポート
先月末、石巻の「手造りパン工房パオ」が閉店した。「生ゆばパン」が話題となってきた矢先、東日本大震災が発生。北上川のすぐそばにあったお店と石巻市内にあった工場は津波で全壊。支援もあり2011年12月に仮設商店街でお店を再開、地元はもとより全国にファンを広げた石巻の名物パン屋さんとして営業を続けてきた。おいしいパンはもちろん、元気いっぱいの店主谷地田けい子さんに会いに多くの人がリピーターに。お店の最後の日となった12月29日には全国からお花やプレゼントが届いた。