「三陸会 まんぷく食堂」
三陸会 会長 鹿野ルミ子さん 事務局長 草たかこさん
塩入アナウンサー 取材リポート
東日本大震災後に泉区で結成された「三陸会」。三陸地方から泉区に引っ越してきた5人の高齢女性たちで現在は活動をしている。
「三陸会」は社会福祉協議会の活動で草さんが方言かるたの制作をしていた時、その過程で知り合った沿岸部から避難してきた鹿野さん達と、こういった人が集まる場が無くなるのは寂しいという思いから始まった。皆で遠足に行ったり、お花見をしたり地域包括支援センターでカフェをやったり、自分たちの経験を伝えたりしていた。
コロナ禍で三陸会の活動が休止され、交流の場がなくなってしまった際、新たに居場所となったのが、草さんと浄満寺の住職、久保田さんが立ち上げた「まんぷくキッチン」。泉区中央市民センターで二カ月ごとに開催される子ども食堂で、親子連れや高齢者など地域の人が集まり食事や演奏会をしている。
「能登半島地震被災地の現状は」
輪島市南志見住吉神社 宮司 中川直哉さん
松尾アナウンサー 電話インタビュー
先月25日放送の能登半島地震の被災地である石川県輪島市にある南志見住吉神社の宮司、中川直哉さんのインタビューの続きを放送。
今回の放送では地震・豪雨の影響を受けた南志見住吉神社や兼務する能登町の神社、そして神社のある地域の現状や今後についても伺った。
能登町にある神社は大丈夫な所も多く、夏にはお祭りを始めるところもあったが、普段通りの開催ではなく、とにかくやっていこうという形で行っていたそう。
中川さんが宮司をする神社の中には全壊した神社もあり、国からも再建のための補助金が出るという話も出ているが、まだ拝殿を立てるとかというような話にはなっていないと中川さんは話す。
復興にはまだまだ時間がかかるが、一つ一つ積み上げていくしかない。宮司だけが急いでも周りの人たちの気持ちが付いていかない、今は待つことと何か助言ができたら協力する時間だと中川さんは話した。