「ペット同行避難」
NPO法人エーキューブ 理事長 後藤美佐さん、事務局長 千葉浩二さん
塩入未央アナウンサー 取材リポート
災害時のペット同行避難について仙台市のNPO法人エーキューブの理事長・後藤美佐さんと事務局長・千葉浩二さんに取材。
ペット同行避難とは災害の発生時に飼い主がペットを同行して避難場所まで安全に非難することで、環境省が2013年に作成した「災害時におけるペットの救護対象ガイドライン」には、ペットと飼い主は「同行避難」が原則としている。
2002年に市民ボランティア団体として発足したエーキューブは保護動物の世話や高齢者施設での動物介在活動、小学校でのふれあい活動などをしている団体。東日本大震災の際には仙台市動物管理センターに保護された動物の世話や、避難所への支援物資輸送、ペットを探している飼い主の連絡対応、犬猫の救援活動をしていた。震災での支援活動を経験して、支援するという活動よりも、まず飼い主のやるべきこと、迎え入れる方の心構えを伝えていくことが重要だと感じ、ペットの防災や同行避難の活動に力を入れるように。
ペットと一緒に避難する上で大切なことは、自分が避難する避難所でのペットの扱いはどうなっているかの確認、町内会の避難訓練にペットを連れて参加して地域の人にペットを飼っていることを認知してもらう、そしてペットが避難所での状況に慣れるように、ゲージに入れるトレーニングが重要だと話した。