「台湾東部を震源とする地震について」
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
根本宣彦アナウンサー 取材リポート
日本時間の4月3日に起きた台湾東部沖を震源とするM7.7の地震。そのメカニズムについて、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授にインタビュー。
この地域では以前からM7前後の地震が毎年のように起きているが、過去を見てもかなり大きい地震が起きた。地震のタイプは東日本大震災と同様の『逆断層地震』。震源と陸地の距離や規模は、1月に起きた能登半島地震との共通点も多いと今村教授は分析している。
「不案内な土地での災害対応について」
仙台市防災・減災アドバイザー 早坂政人さん
台湾で起きた地震を受けて、旅行先など不案内な場所での自然災害への対応や、自治体の取り組み、情報収集の方法などを仙台市防災・減災アドバイザーの早坂政人さんにインタビュー。
旅行や観光の準備をしているときは「もしもの事」や「災害・防災」についての意識が向きにくいが、旅行先での交通手段や天気を調べるのと同じように、宿泊先や観光先のハザードマップを確認する習慣をつけて欲しい。海外の場合は旅行会社や航空会社の現地事務所や日本大使館、領事館の場所や連絡先を前もって確認することが大切。
また、ハザードマップで避難所の確認や、自治体が運営するアプリや民間のアプリなど、日ごろから使い方に慣れて、緊急時には情報収集に役立てて欲しいと話す。