「みやぎの朗読会」
仙台市宮城野区 みやぎの朗読会 会長・野田幸代さん、副会長・佐藤美恵子さん
藤沢智子アナウンサー 取材リポート
女性防火クラブは町内会組織の一部として、住宅火災の帽子や地域の防火防災意識の普及啓発目的に結成された全国組織。宮城野地区には6つの支部があり、「みやぎの朗読会」の活動もその一環として行われている。「みやぎの朗読会」は、宮城野区沿岸部で被災した人たちが綴った震災の体験を、朗読という形で多くの人たちに伝えていきたいと、2013年からその体験文集を朗読する活動を続けている。2012年11月に出来上がった最初の文集には、宮城野地区女性防火クラブ港支部28人のそれぞれの体験が綴られていた。2013年12月にできた第2集には、あわせて92の体験分が収録された。第1集が出来上がった後、文集を朗読で語り継ごうと企画、2013年3月に朗読会を行った。会場ではすすり泣く声も聞こえたそう。その後も「みやぎの朗読会」は震災を体験していないこどもたちに伝えようと、朗読会を各地で行っている。3月2日(土)には「第11回 東日本大震災体験文集朗読会~あの日、あの時、私の記憶~」を宮城野区文化センター・パトナシアターで開催。詳しくは仙台市宮城野消防署予防課まで。