七ヶ浜町 あずきの庭 中澤友美さん
野口美和アナウンサー 取材リポート
七ヶ浜町東宮浜小友地区にはアクティビティを体験できる施設「あずきの庭」がある。オーナーの中澤友美さんは生まれも育ちも小友地区。仕事で10年ほど七ヶ浜を離れていたが、結婚を機に戻った。海が身近にある環境の良さに魅力を感じたそう。4年前に浅瀬が多い松島湾の地形を生かしたアクティビティ施設を運営している。中澤さんが幼少期に海で遊んでいたように、海に親しむきっかけを作りたかった。「あずきの庭」をオープンするに至った理由はもうひとつ。東日本大震災で津波に飲み込まれた小友地区。幼いころに楽しい思い出を作ってくれた海へのイメージは大きく変わってしまった。中澤さんがいとこのお子様を海に行こうと誘った時の「怖い」の一言が胸に刺さった。「海と友に」を理念に、海に賑わいを戻せるきっかけづくりをしようと決心。
「あずきの庭」では、SUPが体験できる。のんびり松島湾を見てもらうのにぴったりだと思ったそう。
長く飼っていた茶寅の猫「あずき」が「あずきの庭」の由来。あずきは2019年の春に旅立ってしまったが、今はスタッフ猫2匹が出迎えてくれる。中澤さんは海に対するイメージを変え、海が楽しいと思ってもらえるようにとプランを練っている。
女川みらい創造 阿部真知子さん
藤沢智子アナウンサー 電話インタビュー
女川町では24日に震災以降中止されていた「おながわみなと祭り」が12年ぶりに開催された。海岸広場での初めての大型イベントで、19000人の人出があった。海上獅子舞には10団体が参加。町内のこどもも大人も目を輝かせ、見たことのない表情を見せた。小学生の鼓笛隊、中学生の吹奏楽、キッズダンスも練習の成果を発揮した。夜は4000発の花火があがった。久しぶりの、まさに熱い1日となった。