東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
根本宣彦アナウンサー 電話インタビュー
東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授に、2月13日(土)に起きた最大震度6強の地震について、お話しをお伺いしました。
小刻みな揺れが特徴だった今回の地震は、揺れの範囲は北海道から広島と広範囲で、東日本大震災の余震とされています。プレートの内部で起きた地震でした。マグニチュードは7.3と大きかったですが、震源の深さが55キロと深かったため、東日本大震災のような津波が起きなかったのだろうということでした。
ですが、岩盤の中の力のバランスが崩れているため、今後も余震には細心の注意が必要です。また、今回の地震で地盤が緩んでいるところがあるので、土砂災害などにも警戒が必要です。特に地震でダメージを受けた建物は気をつけなければならないとのことでした。
今回の地震を受けて、先日の揺れがもう一度来るとイメージをし、想像力を働かせて、改めて備蓄や防災グッズを確認しましょう。
亘理郡山元町
長南昭弘ディレクター 伊藤若奈ディレクター 取材レポート
2月13日(土)に起きた最大震度6強の地震では、特に震度が大きかった県南部で、建物や道路に被害を受けました。翌日の14日(日)、震度6弱を記録した山元町を取材しました。
山元町に実家のある伊藤ディレクターですが、地震が起きた時も山元町にいて部屋の中では物が床に落ち散乱しました。揺れは強く速く感じました。
取材を進めると被害の大きさが明らかになりました。断水や地割れの被害がありました。取材中にも給水作業が行われており、多くの方が給水を行っていました。断水の不便さを改めて感じたといいます。また新型コロナウイルスの対策として、手洗いうがいができないことはとても不便です。改めて、防災グッズの中にコロナ対策として、マスクや除菌シートなどを補充しなければいけないと思いました。
東日本大震災から10年を前に発生した今回の地震でしたが、改めて日頃の備えの大切さを実感した出来事となりました。