石巻市雄勝町 観光物産交流施設
「伝八寿司」親方 加納 竜司さん
「雄勝町渚泊推進協議会」代表 阿部 久良さん
「ウズマキ眼鏡珈琲店」店主 鈴木 拓也さん
藤沢 智子AN 取材リポート
震災から9年…ようやく本設店舗で営業を始めた「伝八寿司」の加納さん。雄勝の手作りグッズを販売するお店と雄勝の魅力の発信拠点を開設した「雄勝町渚泊推進協議会」の阿部さん。今月中旬の開店に向け準備中の「ウズマキ眼鏡珈琲店」の鈴木さん。雄勝と歩む3人の若き方々にその胸の内を伺いました。
加納さんは「オープンから1ヵ月は予想以上に忙しかった。新型コロナウイルスの影響もあったが、新しい施設に足を運ぶ人達が多かった。新しいお客さんが多く、常連さんは落ち着いてからの来店を言ってくれている。いいスタートを切れたと思っている」そうで、メニューも新しくしました。ただ、貝毒の影響で自慢のホタテが提供出来ない状態が続いていますが、ウニやカキといった雄勝の豊富な海の幸を提供出来るのは安心している部分であるとのこと。調理器具も新たなに整えることが出来、本来の寿司屋としての形になり「これが自分の仕事」とより自信を深めることが出来たと話してくれました。
阿部さんは「伝八寿司のお客さんが立ち寄ってくれたり相乗効果が生まれている。現在は漁村民泊“おがつ旅”の情報発信は出来ている。雄勝の雑貨を販売することで地域のことを知ってもらえている部分もあり、事業のスタートしては新型コロナウイルス対策を含めてイメージ通りに進んでいる」と話してくれました。
鈴木さんは「すでにテイクアウトの販売を行っているが、今月中旬には本格的に店舗運営を行える状態に出来そう。自分は元々雄勝の出身ではなく地域新聞を制作する中、地域に惚れ出店を計画することになった。自然に囲まれたこの地域に感動し、4~5年前からこの地に頑張ろうと思うようになった」ということです。将来はコーヒー片手に雄勝の景色を楽しんでもらえる拠点にしていきたいと話してくれました。
雄勝の魅力を数多くの人達に知ってもらいたい、。共にこの地で過ごす喜びを感じてもらいたい。新たにスタートを切った3人の胸には同じ思いがあるようです。この夏、雄勝の豊かな景色と、海鮮のうまさ、人の優しさに触れてみませんか?