石巻市雄勝町 観光物産交流施設・硯伝統産業会館
藤沢 智子AN 取材リポート
雄勝地区に5月21日オープンした観光物産交流施設と硯伝統産業会館。青い空と海、山の緑に囲まれた新しい施設を石巻市雄勝総合支所地域振興課長の及川剛さんの案内で巡るリポートの続編。
地域の商店街が被災し、その後仮設商店街「おがつ店こ屋街」に出展していた方々が新しい観光物産交流施設に出店しています。休日には5~600人の方々がこの施設を訪れるそうです。目玉は雄勝の海の生き物たちを見ることが出来る大きな水槽。季節の移ろいを知ることが出来ます。また、飲食店も備わり、豊かな雄勝の海産物を楽しむことが出来ます。新型コロナウイルスへの対策も随所に施され、また、日用品を取り扱うお店も充実するなど、観光だけではなく地域の方々が集う拠点としての役割も果たしているようです。この他近くに体育館や艇庫も建設中で、今後、マリンスポーツや海洋学習に活用されるということです。海と共に歩むことを目的に整備が進んでいます。
Ishinomaki2.0 阿部 拓郎さん
藤沢 智子AN 電話インタビュー
「復興公営住宅 暮らしに役立つガイドブック」というA4版18ページの冊子。作ったのは震災後「世界で一番面白い街をつくろう」と合言葉に石巻で様々な活動を続けている社団法人Ishinomaki製作にあたってきた阿部拓郎さんにお話を伺いました。
これまで復興公営住宅の支援事業、映画上映会、街づくり支援事業等に取り組み、現在は都会から石巻市への移住を案内するガイド事業に力を注ぐ阿部さん。「復興公営住宅 暮らしに役立つガイドブック」は今年3月に2,000部発行。震災後5~6年の活動の蓄積を一冊のガイドブックにまとめた災害公園住宅での生活にとても役立つ一冊です。しかし、新型コロナウイルスの影響で対象世帯には配り終えることが出来ないそうです。まずは対象全戸に配布すること、そして災害公営住宅に必要な支援について、新型コロナウイルスの影響下でどう取り組んでいくのか?Ishinomaki2.0の地域に根ざした活動が続いていきます。