減災防災アドバイザー 吉田亮一さん
藤沢智子アナウンサー 電話インタビュー
宮城県沖地震発生から42年。皆さんの日々の備えは?また、新型コロナウイルス感染拡大という新たな要素が生活環境に加わる中でいざという時どのような対応が必要になってくるのか…減災防災アドバイザーの吉田亮一さんにお話を伺いました。
最近はオンラインを活用した防災減災教育を行っているそうです。そして、新型コロナウイルスも含め「安心して受け入れが出来る」避難所づくりを急がなければならないと唱えました。特に学校の場合、教室をいかに使うことが出来るかという点に注目。高齢の方や障害を持つ方など、生活に不自由な部分を抱えている方々を優先するなど、密集から分散への避難のあり方、運営方法、情報伝達方法など、これからも様々な提案をしていきたいと話してくれました。
東北大学災害科学国際研究所教授 今村文彦さん
南三陸町 佐藤清太郎さん
根本宣彦アナウンサー 電話インタビュー
1960年5月24日に発生からチリ地震津波。高さ6メートルの津波が北海道と東北地方の太平洋沿岸を襲い多くの人達が犠牲になりました。この津波について東北大学教授の今村文彦さんにお話を伺いました。今村さんの研究では、地震発生から共振し、増幅されて、とても大きなものになってしまったそうです。
また、当時この津波を経験した南三陸町の佐藤清太郎さんにお話を伺いました。津波発生当時高校3年生だった佐藤さん。人生で初めての危機意識がチリ地震津波で芽生え、自然災害の恐ろしさを実感したそうです。沿岸部に住む者として、地理的条件による宿命を理解しながら、海と付き合っていく方法を若い人達と語り合いをながら、後世に伝え続けていきたいと話してくれました。