2020年3月11日(水)放送
東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」ダイジェスト
ゲスト:東北大学 災害科学国際研究所 教授 遠田 晋次さん
政府が今年1月発表した地震調査委員会算出による地震の発生確率では宮城県沖で30年以内にM7.4前後の地震が発生する確率は50%から60%に上がりました。プレートがゆっくり滑る余効変動により次の宮城県沖地震が起こる時期が早まる可能性があると分析されています。
また仙台市の真ん中を走る「長町―利府断層帯」いわゆる「活断層」はかつての阪神淡路大震災で「直下型地震」を引き起こしたものであり、宮城県でも地震への備えをする上で無視出来ない存在であり、震源も浅く一度発生すると大きな揺れが伴います。加えて仙台市には「愛子断層」も存在しており、警戒を怠ってならないことを改めて訴えました。そして新型コロナウイルス発生による避難の方法や避難所運営のあり方について予め考えておく必要があることを指摘しました。