桂島黒松植樹活動 内海 粂蔵さん
粟津ちひろアナウンサー取材リポート
松島湾に浮かぶ浦戸諸島のひとつ、桂島。マリンゲート塩釜から市営汽船に乗って20-25分で到着できる島民150名が暮らす島です。その島で震災でなくなってしまった黒松並木を復活させようと、9月21日に植樹活動が行われました。桂島はかつて海岸約500Mに渡って黒松並木が立ち並び、美しい景観が広がっていましたが、震災の津波塩害で立ち枯れてしまいました。
宮城県内では、名取市閖上や荒浜、岩沼、亘理など各地で植樹活動を実施していますが、震災から8年半の時を経て、ここ桂島では区長内海粂蔵さんが植樹活動を企画しました。参加者は地元の小学生から宮城県塩釜・松島・多賀城、東京の大学からなど120名、作業時間は1時間で、海岸約300mに750本ほどの黒松を植樹することができました。
植樹した海岸を見て、内海さんは「50~60年後の桂島に松が生い茂る姿が想像できる・・・」と感無量でした。大きくなるには何十年、何百年という月日がかかります。しかし東日本大震災以前の桂島が戻ってくるための第一歩を歩み始めました。
陸前高田市 鳥羽太 市長 「陸前高田市のいま」
聞き手:藤沢智子アナウンサー
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市に整備が進められていた、国営追悼・祈念施設の一部が9月22日から一般公開が始まりました。
施設に隣接した津波伝承館と道の駅「高田松原」もオープン、一帯は津波浸水域で国と岩手県、陸前高田市が「高田松原津波復興祈念公園」として整備を進めています。
宮城・福島に先駆けてオープンした施設について伺いました。