東松島市 写真で伝える被災地 中村綾杜さん
藤沢智子アナウンサー取材リポート
震災当時、小学校5年生だった中村さん。活動は東松島市野蒜を中心に、震災時から被災地の写真を撮り続け、高校生になってから「写真で伝える被災地」を本格的に立ち上げました。高校を3月に卒業した中村さんは介護の仕事をしながら、今も「写真で伝える被災地」を継続して行っています。
今月には、社会人になってからはじめて東松島市野蒜市民センターでイベントを行います。今まで取り続けた写真の掲載や、あの日の現状を詳しく話すトークイベントなど、盛りだくさんです。
■写真で伝える被災地
日時
平成30年7月15日(日)午前10時~午後5時
場所
東松島市野蒜市民センター会議室2.3
内容
写真展示、パノラマ写真展示、おちゃのみコーナー、震災関連コーナー、非常食・段ボールベット展示、体験コーナー
また、今後の活動への支援・ご協力していただける方も募集中です。東日本大震災を記憶し継承していくのは、おそらく中村さんの年代が最後かと思います。継承していくために話せる世代がいない時代が間もなくやってくるかもしれません。活動にご賛同いただける方には、下記ホームページよりご支援いただければと思います。
https://syasinndetutaeruhi.wixsite.com/syashin-hisa…/blank-4
山元町 バーCOZY 向井康治さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート
埼玉県で造園業を営む向井康治さんが月に4回だけ開いていた、山元町花釜地区の一軒家「バーCozy」をご存知ですか?
現在はバー併設のシェアハウス「CozyHouse」としてありますが(1月オープン)、以前は、ノンアルコールのカクテルなどを作り地元の方々が集まる憩いの場として存在していました。そこから、向井さんと地元の方とで飲み物を通したコミュニケーションが始まり、今も山元町の様々な出会いの場となっています。
週末に、埼玉から宮城県に車でやってきて、バーはもちろん田んぼの生き物調査や様々な活動に参加している向井さん。震災前、全くゆかりのなかった場所、山元町に今も通い続けているのはなぜでしょう。その原動力は、山元町のみなさんと地元埼玉の友人以上に濃厚な時間を過ごし、深い関係ができあがっていることだと話してくださいました。「人生の中でもらったものを返す」、そんな気持ちが向井さんを駆り立てています。
「バーCozy」は、月に4回、週末の金・土曜日に開店しています。時間は夕方6時から10時ころまでですので、興味がある方はぜひお立ち寄りください。