3.11みやぎホットライン

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2016年6月20日(月)放送

松島湾アマモ場再生会議 取材リポート
林田悟志アナウンサー

桂島の海岸では「松島湾アマモ再生会議」が主催する「アマモの花枝(種)採取会とアマモ上に生息する生き物観察」が6/19(日)に行われました。
アマモとは、海に生える草「海草」の事でワカメや昆布とは違います。このアマモが群生する場所が震災で流されてしまったため、地元住民や漁業関係者が元通りにしようと再生への取組みを始めました。アマモは震災前には海水の流動を滑らかにしたり、稚魚を天敵から守ってくれたりと大事な役割を担っていました。更にアマモは「海のゆりかご」といわれるくらい稚魚の成育場としても非常に大事な役割を持っていました。
地元の子どもたちは震災後、海に恐怖心をもつ子が多く、今回の催しは海と子どもたちの距離を縮める事にも役立ちました。参加した子供達も楽し見ながら学習することが出来たようです。
山や川と同様「海をきれいにする環境づくり」をここ松島湾でも時間をかけてゆっくり行っていくそうです。

石巻べっこうしじみ漁解禁 池田屋 池田直優さん 取材リポート
伊藤晋平アナウンサー

石巻の特産品、「べっこうしじみ」のしじみ漁が6月に解禁されました。震災前からしじみ問屋を営んでいる池田屋 池田直優さんは、震災以降初めて本格的な漁を再開しました。今年の漁獲量は震災前の1/3程とのこと。しかし、身入りが良く質の高いべっこうしじみが獲れています。北上川の真水と海からの海水の微妙なバランス、雨などの気象条件がしじみの生育に重要な役割を果たし、順調に生育を促しているようです。

しじみは大変デリケートな生き物なので、池田さんは少なくなってしまった川に稚貝を放流していますが、生育には大変時間がかかります。これからも石巻べっこうしじみが皆様の手に届くように真摯に向き合い、最盛期だった震災前の漁獲量を目指して取組んで行きたいと話してくれました。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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