東松島市　小野竹一さん(2回目)
藤沢智子アナウンサー電話インタビュー

東松島市矢本運動公園東自治会の自治会長、そしてあおい地区街づくり整備協議会会長の小野竹一さんから、あおい地区の集団移転団地の今についてお伺いします。
あおい地区の集団移転団地は昨年11月から入居が始まり今年中に110～120世帯が入居する予定です。小野さんのアイディアいっぱいの｢街づくり｣は、公園だけにとどまりません。
新居をあおい地区に構える方々のルール作りのなかには｢ペット｣に関する事項も含まれます。公営住宅でのペットの飼育は禁止されている住宅が多いのですが、あおい地区の集団移転住宅はペット可の部屋もあります。なぜなら震災時、ペットを助けるために自宅に戻り津波の犠牲になった方々も多いからです。そのルールは｢ペットクラブ｣というクラブで住民達により形成され、意見を出し合い相談しながらルール作りが行われているようです。
また、小中学生の学区の境界線についても住民アンケートを行い、行政と相談。子どもたちの小中学校も住民の意思で選択が出来るようになりました。
住民の自主性を尊重するため行政の間に立ち、小野さんは今後も｢日本一の街づくり｣に励みます。
そのほか、震災後の翌年から続くお祭り｢ねぶた｣がまた東松島市にやってきます。本場青森からやってくるねぶたは矢本運動公園東自治会での秋の風物詩になりつつあります。

【ひがしまつしま　ねぶた灯りまつり】
・10月3日（土）～10月4日(日)
　3日夜は矢本仮設住宅付近を運行、4日午前中で集団移転先の「あおい地区」で交流会を行う予定です。