閖上中学校慰霊碑 仮移設 について
閖上中学校遺族会の丹野祐子さん
林朝子アナウンサー 取材リポート
津波で大きな影響を受けた名取市閖上地区に震災当時のまま残っている旧閖上中学校。その正面に震災で犠牲になった14人の生徒の名前が刻まれた慰霊碑があります。
その慰霊碑がこの度、日和山の近くにある震災伝承施設「閖上の記憶」に仮移設されることとなりました。慰霊碑の建立に携わった閖上中学校遺族会の丹野祐子さんにお話を伺いました。
「このまちに子供たちが生きた証を残したい」と震災から1年後に設置してから4年、多くの人が手を合わせる場所であった元慰霊碑の場所は現在復興工事のために通行するダンプカーの往来が激しいため、安全面などを考慮して「仮」移設することとなりました。
今後平成30年に開校予定の「閖上小・中一貫高校」に再移設予定。自分達の力だけでは困難なこともあるため町や多くの方々に協力をお願いする予定。「仮移設」とはいえ「閖上の記憶」に建立した慰霊碑をどんどん触って子供たちの名前に触れて欲しいと願っています。
栗駒市栗駒耕英 大場浩徳さん 電話インタビュー
聞き手 藤沢智子アナウンサー
死者17人、行方不明者6人を出した2008年6月14日岩手・宮城内陸地震からまもなく7年。美しい風景が広がる栗駒市は観光客の訪れも順調。昨年9月のいわなまつりは4000人の人出がありました。そんな栗駒市では、今年から新しいイチゴの品種を栽培しています。その名も「絆」。今年は2008年の生産量の8割程度の見込み。ぷっくりして甘いイチゴは今月14日頃収穫のピークとのことです。
今年も6月14日栗原市主催の岩手・宮城内陸地震追悼式が開かれる予定です。今年も地域の方たちが黙とうを捧げます。