「気仙沼市岩井崎 丸正食堂」
聞き手:菅生翔平アナウンサー
小野寺あつしさん まさこさん夫妻
潮吹き岩などで有名な観光地、岩井崎。震災後は津波に耐え生き残った「龍の松」や「横綱秀ノ山雷五郎像」が震災復興のシンボルとなっています。その岩井崎でもう一度立ち上がろうとお店を再建した方がいます。それは丸正食堂の小野寺さんです。
お店は津波にのまれ跡形もない状況下、震災後1年は養殖施設の道具をがれきの中から探し養殖業を再開。しかし店を立て直すことは考えずにいた中、背中を押してくれた人がいました。それは以前の常連客でした。昨年6月末にオープンしたログハウスの素敵なお店、食堂というよりは喫茶店といった雰囲気。店内は薪ストーブの暖かみが広がり提供される食事一品一品にお客様への感謝が詰まっています。ぜひ立ち寄ってみてください。
「宮城県漁協の今」3回リポート(最終回)
聞き手:藤沢智子アナウンサー
亘理町:宮城県漁協仙南支所亘理 運営委員長 菊地伸悦さん
(亘理町荒浜漁協の現状)
地元ワカメの養殖の再建には数億の金額がかかるといわれた状況の中、亘理町は漁獲高・水揚高ともに震災前より増加傾向にあります。
理由の一つは、海の資源(漁場)の回復が復旧を大幅に上回っていることにあります。また放射性物質の徹底的な検査により全国的に信頼は回復。船は震災以前の半分しか漁に出ていませんが、亘理町の港(絆ポートやふれあい市場、加工場など)建物が復旧したことも大きな理由となって漁獲高・水揚高が増加しているそうです。
今後の課題は後継者の養成。今後牡蠣ほやほたてを亘理町からたくさん出荷し都内での販売増を狙いたいと言う希望も。これからはもっともっと買い手を増やす施策も考案していきたいと話してくれました。