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2014年8月11日(月)放送

東日本大震災から3年5ヶ月の月命日 TBCラジオ第8スタジオから生放送

「桂島うたプロジェクト」内海和江さん 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

「加藤登紀子withみちの空」が歌う「わせねでや」。わせねでやとは、忘れないでという意味。
TBCテレビウォッチンみやぎの「桂島うたプロジェクト」から生まれた歌です。

震災後、島の風景が変わってしまったけれど、桂島の美しい風景を忘れないでほしい、という思いが詩になりました。その「わせねでや」の歌詞の元になった原詩を書いたのが、桂島に住む内海和江さんです。
わせねでやの原詩は、震災直後の島の避難所で書かれました。内海さん自身、一時声が出なくなり、言葉が出ない時に思いを綴った詩です。

内海さんは今、震災後初めて「海開き」が行われた桂浜で、島で唯一の商店を営んでいます。観光地「桂浜」で唯一の商店をなくさないようにという思いからです。「生まれ育った島のにおいが好きだからここにいる。(震災前の)元通りの、にぎやかな桂島になってほしい。」と話します。

今もなお「島のコンビニわせねで屋」には、CDを聞いた全国各地の人々が訪ね、時折店先では新しい歌も披露しているようですよ。

スタジオゲスト 株式会社プラットフォーム閖上(宮城県名取市)
鈴谷 彰堂さん(22)

長崎県出身の鈴谷さんは、震災時「大震災があったという実感がわかなかった」とあの日を振り返ります。
震災後まず南三陸町に入り、約一年半ボランティア活動をした後、復興の様子を映像に収め放映した経験を生かし、東京へ戻り映像関係の仕事につきます。

しかし「東北で働きたい」という強い気持ちに駆られ、東北で仕事を探すようになり、今まで一度も聞いたことのなかった地「閖上」に仕事を見つけます。

被災地で頑張る人たちを目の当たりにし、「この人たちの役に立ちたい、自分もこの地で共に頑張って行きたい」という思いからだった、と語る鈴谷さん。
「ゆりあげ港朝市」では誰よりも一生懸命元気に活躍し、家族のように地元の方々とふれあいます。

今後は地元長崎に戻り「被災地閖上で勉強したことを今後の自分の人生に活かし、地元長崎で起業し頑張りたい」とスタジオでお話しくださいました。

○ゆりあげ港朝市協同組合
(住所)宮城県名取市閖上5丁目23-20
(電話)022-395-7211
○メイプル館
(電話)022-796-2078

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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