3.11みやぎホットライン

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2014年8月4日(月)放送

南三陸町 県漁協志津川支所 直売所「タブの木」取材リポート
リポート:伊藤晋平アナウンサー

南三陸町 県漁協志津川支所の阿部さんとカキ部会長の後藤さんは中学高校時代の先輩後輩。現場で先頭に立っている先輩の後藤さんと、漁協職員としてまとめ役を務める阿部さん。プライベートでも仲の良い2人が、大震災からの戸倉漁業復活に立ち向かいました。
東日本大震災では戸倉の組合員の8割の家屋が全半壊。船も一割しか残らなかったそうです。津波直後、後藤さんは「現実を受け入れるのに時間がかかった。船を失い、家も被災して再開なんてできないと思った」と振り返ります。
その後、養殖業の復興を目的とした補助事業を活用し共同化によるカキ生産の早期再開と経営再建に取り組みます。実際カキ漁はイカダを減らしたことにより成長に良い影響をもたらし、以前よりも品質の良いカキが出荷出来るようになりました。
また2013年4月には戸倉で水揚げされた海産物が直接購入できる施設「タブの木」を共同で開設。現在、若い世代が漁業できる未来への環境を整えています。

山元町 元坂元公民館 館長 岩佐孝子さん 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー

今年3月まで、山元町にある坂元公民館で館長を務めていた岩佐孝子さんは自宅を集会所(宿泊所)として開放し、町内に入るボランティアの方々の手助けをしています。
その背景には震災後、山元町の人口流出が止まらない一方で、町を気に入り移住してくる人も少なくありません。今も語り部としても活動する岩佐さんのもとには、学生やボランティアが多く訪れますが山元町には泊まれる施設がなく、仙台や白石に泊まりながら山元に入っている現状があります。
そんな人たちを大切にし、更に若い人たちが戻ってきやすい町にしたい、という希望を持ち続け、自宅を集会所として現在開放しているということ。
今後もハード面だけでなく「心の復興」ソフト面を大事にしていきたい、といと、熱い思いを話してくれました。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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