名取市閖上 レザーワークスアーティスト 鈴木悠太さん 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー
名取市閖上で革製品を作る仕事をしていた鈴木さん。津波で自宅と工房、仕事道具全てを失いました。その後、2年ほど革の仕事から離れていましたが、震災以前のお客さんに会ったことがきっかけで再び革細工の製作に取りかかることとなりました。
そんな鈴木さんに新たな出会いも訪れました。仙台で革細工を扱うブランドを立ち上げようとしていた金子由理さんです。金子さんは音楽アーティストとのコラボグッズとして革細工を作ってくれるレザーワークスアーティストを探していて、そんな時に知人の紹介で出会ったのが鈴木さんでした。その後、デザイナーも含めてアンフィニラインというブランドを立ち上げて活動しています。
革製品は男性物のイメージが強いですが、アンフィニラインのデザイナーは女性ということもあり、女性を意識したデザインやカラーリングの製品も作っています。製品は1点1点手作りで、カービングという技術を用いて革に花柄などの模様を刻んでいきます。1つ作るのに数時間、物によっては20時間近くかかるそうです。
鈴木さんの今後の目標は閖上に工房を作ること。レザーワークス教室を開いて革細工の魅力を伝えていきたい、と今日も奮闘しています。
電話インタビュー 元くりこま耕英震災復興の会会長 大場浩徳さん
先週の土曜日は岩手・宮城内陸地震が起きた日でした。最大震度6強を記録したあの地震から丸6年、栗原市栗駒耕英地区の現状を伺いました。