石巻市　ワタママ食堂　取材リポート
リポート：飯野雅人アナウンサー

震災当時は避難所となっていた渡波小学校。ここにボランティアとして来ていた菅野芳春さんと、通称「ワタママ」と呼ばれるこの地区のママさん達で営業していた弁当屋ワタママ食堂。仮設住宅の住民やガレキ処理等の復旧作業に従事する人たちに弁当を配達していましたが、借りていた建物の解体のため、惜しまれつつ2012年4月に閉店しました。しかし、1つ1つ手作りで温もりあふれる弁当の再開を望む声が大きく、今年4月、旧店舗より海側の石巻市幸町に場所を移して再オープンしました。 新店舗は宮城県産のスギを使い、明るく木のぬくもりが感じられる作りになっています。そして弁当販売だけでなく、地域の方達が集まれるようにとカフェスペースも設けられています。愛情たっぷりの弁当で地域の皆さんに笑顔を届け、明るい未来について語り合える場にしたいと菅野さんは言います。ワタママ食堂をこの地域の交流拠点にするのが目標です。 日替わりでメニューが変わる手作り弁当は1つ400円とリーズナブル。地元の食材を生かして作られています。お客さんからも以前と変わらない味だとお墨付きをもらっています。また、遠出ができない高齢の方に配慮して、地域は限られますが配達も行っています。是非一度ワタママ食堂の弁当をご賞味ください。

スタジオゲスト　イラストレーター ICO（イコ）さん

多くの皆さんに好評をいただいている続・仙台弁かるた。このかるたのイラストを描いてくれたのが名取市閖上出身のイラストレーターICOさんです。現在ICOさんのチャリティーアート展が仙台で開催されています。会場は、伊達海鮮・花京院店（仙台市青葉区花京院1-2-3　ソララガーデン1F北側）で、5月31日まで開催しています。 今日はICOさんをスタジオにお迎えして、このチャリティーアート展を開催するにあたっての想いを伺いました。