JNN三陸支局から武田弘克記者
気仙沼の観光地・岩井崎の塩作りについて
名取市 閖上あみーずのアクリルたわし 取材リポート
リポート:大久保悠アナウンサー
先日のラジオカーで取材した閖上あみーずの皆さん。去年9月から始まった編み物教室で、閖上で被災したお母さん方を中心に10人ほどのメンバーで活動しています。最初は心の交流を図ろうと始まった編み物教室ですが、閖上で手芸教室を開いていた千葉さんを中心に編み物はどんどん上達。そして、今ここで作られているアクリルたわしが話題になっています。
震災前、閖上の町に架かった綺麗な虹。あの時とは違う町になってしまった閖上ですが、この町にまた虹が架かることを祈って、閖上あみーずの皆さんはアクリルの毛糸を紡ぎ、たわしを作っています。
閖上あみーずは週2回のペースで集まり、アクリルたわしの製作と販売に向けた発送作業を行っています。そこには、笑顔と想いを打ち明けられる温かい空気が流れていました。
トレーラーハウスで再出発 多賀城市 カフェ&ダイニングじゅげむ 取材リポート
リポート:飯野雅人アナウンサー
先週月曜日のラジオカー中継で多賀城市八幡にあるトレーラーハウスのレストラン「カフェ&ダイニングじゅげむ」に伺いました。トレーラーハウスとは車輪の付いた建物ですが、中に入れば通常のレストランと何ら変わりはありません。
店主の小野崎恭子さんは震災前、女川で旅館を営んでいましたが津波で全てを失いました。その後、多賀城に移り住み、今年の5月に店をオープンさせました。最初は何も縁がない土地で不安だった小野崎さんですが、多賀城には女川から移り住んだ方も多く、今は常連のお客さんにも恵まれているそうです。
また、5人のお子さんを育てる母でもある小野崎さん。1番上の20歳のお子さんを除く4人のお子さんと今は多賀城で一緒に暮らしています。お店が忙しく、子供達となかなかゆっくりと過ごす時間がないそうですが、避難所生活も経験した子供達は自立心が高まって、小野崎さんのことをよく理解してくれているとのことです。
これからも多賀城に根を張って、皆さんに愛されるお店にしていきたいと小野崎さんは話します。ランチは680円で、和洋折衷の家庭料理を提供する居心地の良いお店です。