ＴＢＣ気仙沼支局から重富裕昭記者

気仙沼ストリートライブフェスティバルについて

運動会に今年も参加
登米市津山町若者総合体育館仮設住宅　阿部一郎さん(電話での出演)

昨年、登米町の避難所で生活をしていた関係で登米町の運動会に南三陸町戸倉チームとして参加、結果は何と優勝！登米町の運動会の優勝旗を町外に持ち出してしまうという事件！？が発生しました。
そんな阿部さんたち、去る10月7日(日)に行われた登米市津山地区運動会に仮設住宅で生活している24世帯40人ほどのメンバーで参加しました。結果は、玉入れ、綱引きでは1位。そして団体総合では3位という成績。昨年に続いて他の町の優勝旗をさらって行きそうになったそうです。津山の方々も冷や冷やしたのでは…。
阿部さんは今後、仮設住宅でのグランドゴルフ大会を計画しているとのことです。

女川町仮設住宅　取材リポート
リポート：大久保悠アナウンサー

先週木曜日のラジオカー中継で女川町に行きました。そこで、女川運動公園内にあります多目的第一仮設住宅を取材しました。その際、こちらにお住まいの今野さんご一家にお話を伺いました。
今野秀勝さん、喜江子さんは昨年6月にこの仮設住宅に入居。その時は娘の栄子さんも一緒に暮らしていました。しかし、栄子さんは職場との行き来が大変だったこともあり、現在は仮設住宅から車で5分ほどのところにある自宅に戻っています。それでも毎日1回はこの仮設住宅を訪れ、秀勝さん、喜江子さんと顔を合わせ、家の片付けなどをするそうです。
そんな栄子さんは自宅の2階で生活をします。しかし、浸水してしまった1階は完全には修復をしなかったそうです。理由は、女川町が計画している高台移転の話があるからです。
津波もさることながら、台風の時も土砂が流れてきたりといった怖い思いをしたので、小さな家でもいいから安心して暮らせるところへ行きたいと栄子さんは考えています。しかし何年先になるのかと思うと不安になると…。
今後の計画がどのように進むかによって自分たちの未来が変わってくる、栄子さんをはじめ女川の方達はそう思いながら日々暮らしています。