TBC気仙沼支局から重富裕昭記者
夏の甲子園を目指す気仙沼向洋高校野球部について
生活不活発病について
仙台市医師会災害対策部長 瀬野幸治先生インタビュー
聞き手:藤沢智子アナウンサー
生活不活発病とは、災害などをきっかけに外出が減り、座りっぱなしになる等、生活が不活発になって全身の機能が低下することです。仙台市医師会では震災発生直後の昨年3月と、10ヶ月後の今年1月に生活不活発病に関する調査を行い、分析をしました。その結果も含めて瀬野先生にお話を伺いました。
筋力が弱くなったり、疲れやすくなったり、認知症にもつながる可能性のある生活不活発病。本人が気がつかないうちになってしまうことが少なくないそうです。先に述べた今年1月の調査では、65歳以上の外来患者1万人のほぼ2割が歩くことも困難なほどだったそうです。中でも民間住宅を借り上げた「みなし仮設」や親類宅に身を寄せる方ほど割合が高いとのことです。
発見するポイントは、日ごろの生活を振り返ることと瀬野先生は言います。震災前と現在を比べて歩ける距離が短くなっていないかとか、外出頻度が減ってはいないかとか…。年齢のせいにしてはいけないとのことです。
ただし、高齢になれば体への負担が大きくなります。主治医の先生に相談することを瀬野先生はお勧めしています。
岩手県陸前高田市 戸羽太市長 電話インタビュー
陸前高田市は東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」の保存に向け、防腐処理や維持管理などにかかる経費の募金活動を始めました。募金方法は、
①陸前高田市指定の銀行口座への振り込み
②クレジットカード決済
③現金の直接納付
の3つです。
また陸前高田市は、この活動のことをインターネット等を通して世界に呼び掛けるとのことです。
お問い合わせは陸前高田市役所、電話0192-54-2111まで。フェイスブックのページも是非ご覧ください。