JNN三陸支局から西島佐知浩記者
22日の日曜日から大川さくらまつりが2年ぶりに開催予定。
高知県黒潮町からの視察団について。南海トラフを震源とする巨大地震と津波に備え、危機管理を担当する職員が派遣されています。
塩釜「しおクローバー」 リーダー鈴木千夏さんへの取材
リポート:菊地舞美アナウンサー
子育て中のママ4人で結成されたグループ「しおクローバー」。知り合いなどから届く支援物資を、動けるママ同士で避難所だけでなく自宅で頑張るママたちへ届ける「支援物資配布会」を行っていました。震災から1年が経過し、鈴木さんは支援物資の配布に区切りをつけ次のステップに進む決断をしました。これからママになる人たちのために自分たちの体験談を含めた「こどもたちを守るために~あの時のママと子ども達の声~」という冊子を作ることです。
この冊子を作って初めてメンバーの方たちは当時を振り返って涙を流したと言います。1年間、家族の前で涙を流さず、弱音を吐かず走り続けたお母さんたちが「書く」ことによって、自分たちの頑張りを認めてほしいと表現。そして誰かに「頑張ったね」と言ってもらうことでようやく前に進むことが出来たそうです。
集団移転対象外区域・若林区種次の現状
リポート:飯野雅人アナウンサー
仙台東部道路の東側、東六郷小学校から少し南に行った種次地区にお住まいの大友さんご夫妻。この地域は津波被害が大きく、大友さんの自宅も1階が浸水してしまいました。娘さん夫婦が暮らす泉区から種次に掃除をしに通い、昨年5月に戻ってきました。しかし、避難所や仮設住宅と違って支援物資は届かず、泥カキなどもボランティアに頼らず家族で片付けたそうです。
この地域は集団移転対象区域外ではあるものの、90世帯あったうちの15~16世帯しか戻ってきていません。大友さんも最初は怖かったものの、住み慣れた家だけに徐々に慣れていったそうです。しかし、以前はお客さんがたくさん家に来てくれましたが今はほとんど来客がなく、寂しいと話しています。一刻も早く護岸工事や土地のかさ上げをして、皆が戻ってきて安心して暮らせることを望んでいます。