3.11みやぎホットライン

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2011年12月19日(月)

JNN三陸支局から佐藤友寛記者

生活不活発病について 瀬野整形外科診療所・瀬野幸治先生

「生活不活発病」・・・その名の通り生活が不活発になっておこる病気。足の力が弱くなってくる、心臓や肺の能力が落ちてくる、精神面ではうつ病や認知症の症状に見えるような症状が表れる。新潟中越地震の時に、災害のあとにおこりやすい症状であることが分かり、東日本大震災後の調査でも高齢者にこの症状が見られた。避難所や家でじっとしていることが発症につながる。瀬野先生によると「治らない病気でも、予防できない病気でもない。周りの人の気づきが大事で、以前と比べて歩きにくい、動かなくなっていると感じたら声をかけること。すべてを手助けするのではなく、役割を与えることも一つの方法。」とのこと。動きにくい環境ができてしまうと、徐々に動かなくなっていってマイナスのサイクルを作ってしまうことに。病院の帰りに『お大事に』と言われるが、『動かないで』という意味ではない。道具でも人間の体でも、『大事に使う』というのは『無理をかけない』『適切に使う』ということ。単に運動をすればよいというものではなく、人間が自分の中で「役割」「生きがい」を持って生きることが、生活不活発病を防ぐことにつながると話してくれました。

いちご園初出荷

亘理町の安住いちご園。津波で壊滅的な被害を受けたハウスで秋に植え付けが行われ、いよいよ今日初出荷!クリスマスに間に合いました。「もういっこ」という宮城の品種。色づいていくイチゴが安住さんに元気を与えた様子ですが、地下水が使えず、作業に支障が出ている状況は変わらないとのこと。個人で上水道をひくことに。今年は平年の6割の収穫にとどまりましたが、来年は例年通りの作付を目指します。ハウス被害のみならず、家や車も津波の被害を受けていますが、少しずつもとに戻すように進んでいきたいと話してくれました。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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