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2025年4月21日(月)放送

「熊本地震発生から9年」
東北大学国際科学研究所 遠田晋次教授
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

熊本県と大分県で合わせて278人が犠牲となった熊本地震の発生から先週で9年となった。
熊本県益城町で観測史上初めて震度7を2回観測、全半壊した住宅は4万3000棟に上り、熊本城の石垣や阿蘇大橋が崩落するなど大きな被害があった。この地震は、活断層が動いて起きた直下型地震で阪神淡路大震災以来の都市部を襲った地震になる。地震活動は今も続いていて3月には緊急地震速報も発表されている。落ち着くまでは相当時間がかかると遠田教授は話す。
仙台市にも長町利府線断層帯という活断層がある。この活断層にどのくらいひずみがあるかを推定すると1%以下という数値が出ていて発生の確立は非常に低くなっているが、熊本地震も確率がほぼ0%で発生したため、1%以下だから安全という事はない。日ごろからの備えが大切だと遠田教授は話した。

「能登町の宿泊施設、4月から営業再開」
能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと 船下智香子さん
電話インタビュー

能登半島地震で被害を受けた民宿「ふらっと」。昨年9月に豪雨もあり、2度の災害を乗り越え今月1日に営業を再開した。
昨年の豪雨で船下さんの近所の被害は床下浸水にとどまったが、能登半島の輪島や町野といった地域は被害が多く、インタビュー当日に輪島を訪れた船下さんは流木が小屋に刺さった状態である街の姿を見たそう。
「ふらっと」の再開に向けては平坦な道のりではなく、思い通りにいかないことも多かったと船下さんは話す。現在は屋根の修繕は終わったが、地面の地割れや露天風呂の普及はまだできておらず100%の稼働ではないものの、週4日で宿泊を再開している。
再開した今の気持ちについて船下さんは、1年以上休んだのは初めてだったので新たな気持ちでお客さんをお迎えしているし、遥々来てくれることへの感謝が以前よりも強くなっていると話した。

能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと
https://flatt.jp/

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